careとcure
病気になって受ける治療は、英語で『cure』といいます。
それに対して、『care』は、大事だと思う、世話をする、という意味があります。
セルフケア self-careという言葉は、自分を大事にすることで、
自分の心や身体を、自分自身で整えてあげることです。
careとcure、1文字違いで、実際の意味も異なります。
治療(cure)が必要になる前に、
自分を整えるという習慣(care)はとても大切ですね。
整える=コンディショニングとは
『コンディショニング』という言葉、ご存知でしょうか。
例えば、アスリートが大会に向けて、練習量や質を調整することを指すことがあります。
厚生労働省のHPでは
「運動競技において最高の能力を発揮出来るように精神面・肉体面・健康面などから状態を整えること」
と表現されています。(e-ヘルスネット 厚生労働省)
最近は、アスリートだけでなく、
身体の調子を整える、健康維持の土台として一般的に使用されるようになってきました。
サウナが好きなサウナーは、よく「整う」という表現をします。
これも、一種のコンディショニングですね。
外的刺激が多い現代だからこその、コンディショニング
スマホでゲームをしながらテレビを横目で見たり、
パソコンで仕事をしながら食事をしたり。
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マルチタスク(同時に複数の作業を行うこと)は
「より生産的に、より効率的に」と捉えられますが、
常に周りからの情報を取り入れようとする行為は、
精神的かつ身体的なストレスでもあります。
そこで、疲れてきたら、
一旦、その外的刺激との接触を断って、
自分にだけ集中する時間、コンディショニングの時間を設けてみませんか。
コンディショニングってどうすればいい?
自分の心と身体を、整えてあげたいとは思うけれど、
じゃあどうすればいいのか。
コンディショニングは、心身を良い状態に整えることで、
決まった方法は特にありません。
例えば、
お風呂上がりのストレッチ、肩こりや腰痛で疲れている筋肉をリラックスしてあげましょう。
天気のいい日、散歩で自然に触れるのもいいでしょう。
雨で外に出れないのであれば、居心地のいいところで目を閉じて瞑想をするのもいいでしょう。
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運動を伴いたいのであれば、ヨガもいい方法だと思います。
ストレッチやリラクゼーション、筋力トレーニングなど、
身体の筋肉のバランスや姿勢を整えるだけでなく、
ヨガなど、マインドフルネスと表現される、
精神的アプローチも、コンディショニングにとって大切な要素です。
コンディショニングの方法に絶対はありません。
外的要因の調整というのも、コンディショニングの1つで、
仕事がしやすい環境調整(パソコンを新しくする、など)なんてことも含まれます。
家族や友達と、美味しく楽しい食事、それもコンディショニングの1つです。
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コンディショニングの際には、何かをしながらではなく、
その行為だけを満喫してくださいね。
おわりに
身体と心は密接に結びついています。
入り口はなんでも構いません。
運動、食事、マインドフルネス、何か1つをきっかけにすれば、
各々が続いて整えられるようになります。