体脂肪が減っても、体重が減らないことはよくある
ダイエットを始めて、
「体が引き締まってきたような気がするのに、体重が変わらない」
そんなことありませんか?
「なんで?痩せてないの?」と不安になりますね。
ここで一度、『体重』が何を表している数字か考えてみましょう。
体重=脂肪+筋肉+内臓器+血液+骨+etc…
身体を構成する多くの要素の重さの合計が、体重です。
ですので、脂肪が減っても、筋肉が増えれば体重は変わらないこともあります。
また、脂肪が減っても、しっかり水分を補給すると、逆に体重が増えていることもあります。
では、「脂肪が減って、筋肉が少し増えて、水分を補給した結果、体重が500g増えました」
これを太ったと呼ぶでしょうか?
体重の変化に一喜一憂しないでください。
長い目でみて、体重以外の身体の見た目や動きの変化を感じましょう。
汗をかくだけでは、脂肪は燃えてない
「痩せるためにサウナでしっかり汗を流そう」と考えたことはありませんか?
![](https://www.hajimari-body.com/wp-content/uploads/2021/03/S__30236753-1024x726.jpg)
残念ながら、かいた汗の量と、脂肪燃焼量は比例関係にはありません。
つまり、
大量に汗をかいたからといって、脂肪がたくさん燃えたわけではなく、
逆に汗をかいてないからといって、脂肪が燃えていないわけでもないです。
ただ発汗直後の体重は必ず減っています。
それは、体内の水分が減ったからです。
水分は身体のなかで一番多い要素で、
体重減少のために最もコントロールしやすい部分です。
![](https://www.hajimari-body.com/wp-content/uploads/2020/10/manu-schwendener-zFEY4DP4h6c-unsplash-320x180.jpg)
ボクサーの減量の姿などから、「減量=汗を流す」と思われることもあるかもしれません。
しかし、ボクサーの減量(絶対的な体重制限をクリアすること)と、
脂肪を燃やして健康的に痩せるためのダイエットは、全くの別ものです。
無理な減量は、明らかに身体を傷つける行為です。
最初に戻りますが、「体重が減らない=痩せていない」のではありません。
脂肪が減って、筋肉が増えると、それは痩せていると考えます。
見た目が変わっているのはそういうことです。
おわりに
体重は、ダイエットの大切な指標ですが、それが全てではありません。
体重が減っていなくても、見た目や、体の動きなど、
他の指標で身体の変化を実感できていれば、自信を持って続けてください。
継続すると、必ず体重も後からついてきてくれますよ。