脂肪が燃焼する場所「筋肉」を作る、動かす
効率的に脂肪を燃やす＝エネルギーとして利用するためには、
「筋肉」が必要になります。
その理由を、説明しますね。
断食だけではリバウンドする
よくあるダイエットの間違いで、
断食（何も飲まず食わず）
→ 体重が減る
→ 喜ぶ
→ 食事をとると、簡単にリバウンド
ということがあります。
よくあるパターンです。
経験したことある方もいらっしゃるかと思います。
断食で、食事を急に摂らなくなると、
飢餓（体のエネルギー不足）状態になります。
すると、脳はエネルギーを欲して食欲が増え、
断食後には、いつも以上に食べてしまいます。
また、不足した生きるためのエネルギーを身体の中から作り出すため、
身体は勝手に、筋肉を分解します。
すると、本来脂肪を上手に燃やしてくれる焼却炉の役割をする筋肉が減ってしまいます。
そんな状態の身体の中に、
食事が入ってくると、
脂肪が燃える場所がない＋エネルギーを貯め込もうという身体の反応が働き、
脂肪として蓄えられるようになります。
これが、無理な食事制限だけでは上手にダイエットできない理由です。
脂肪が燃える場所＝筋肉を増やそう
運動で効率よく脂肪を燃焼させるために必要なのが『筋肉』です。
脂肪は、『身体を動かす燃料＝エネルギー』ですが、
そのエネルギーを使う場所（脂肪の焼却炉＝筋肉）が多ければ多いほど、
燃焼されやすくなり、痩せやすくなります。
そして、筋肉も身体の中の全ての筋肉が同じではなく、
増えやすい（大きくなりやすい）タイプの筋肉があります。
例えば「ぽっこりお腹を凹ませたい」「シックスパックになりたい」
そんな時に腹筋運動だけしていても効率的ではありません。
腹筋群は、全身をみたときに筋肉の総量として、多くありません。
いくら腹筋だけを頑張っても、基礎代謝が増えるほど増やすのは大変です。
それに比べ、
臀部（おしり）や大腿（ふともも）、胸背部（むね・せなか）の大筋群と呼ばれる筋肉なら、
トレーニングによって筋肉をkg単位で増やすことができます。
筋肉量が1kg増えると、1日の基礎代謝量が50kcal増えると言われ、
１ヶ月普通の生活をしているだけで、1,500kcalのエネルギー消費ができます。
脂肪に換算すると、１ヶ月で166gの脂肪が消費されます。
そして、1年で約2kgの脂肪が燃えます。（18,250kcal、体脂肪2,027g）
生きているだけの基礎代謝だけで、
これだけ脂肪が燃えるのって、とってもお得な感じがしませんか？
おわりに
健康的に体重を減らす第一ステップが、筋肉を増やすことです。
楽に体重を減らすためにも、
胸・背中、おしり、ふとももの大きい筋肉を増やしましょう。
